ニキビは「ゴー!ゴー!ゴー!」で本当に治るのか?

● ニキビは「ゴー!ゴー!ゴー!」で本当に治るのか?

こんにちは。おきゃんママでございます。

最近、妙に気になるコマーシャルがある。

「売り上げナンバーワン

「ゴー!ゴー!ゴー

あるニキビケア商品のCMであります。

お休みのOLや学生さんをターゲットにしているかのように
ある時間帯になると頻繁に流れる。

うへ~!広告代どんだけかけてんだぁ~

このコマーシャルが流れるたびに気になって気になって仕方ない。

わたくしは高校時代からOL時代、そして産後と
かなりニキビに悩んだ時期があったのだが

もしその当時あのコマーシャルを見たら
間違いなく飛び付いたでしょうね。

それぐらい、あの「ゴー!ゴー!ゴー」には
悩める人間を引き付けるインパクトがある。

販売サイトを覗いたら、1品3000円以上と結構するんですね。

しかしこれも全成分が表示されていない。
有効成分がちょろっと書かれてるだけ。

どうも殺菌して角質を取る、という、
ニキビケア商品にありがちな処方のようだが

実はニキビほどその発症理由が複雑なものはないように思う。

特に難治性のものに
強い殺菌剤や角質を取るためのスクラブなど使えば
悪化することも実は多い。







 
 ■ ニキビはなぜできるのか?


酸性皮脂膜には
プロピオニバクテリウム・アクネスという常在菌がいます。
これはアクネ菌とも言われております。

嫌気性、空気耐性の脂肪親和性の細菌で
これ自体は正常な細菌叢(そう)の一部。

この細菌は毛穴から出た皮脂を
遊離脂肪酸などに転換する働きをします。

遊離脂肪酸は皮膚をPH5.5の弱酸性に保つ働きをし、
これは皮膚バリア防御機能の大切な一部となりますね。

しかしこの酸性皮脂膜になんらかの欠陥が生じ
アクネ菌の食料源がどこにもない場合など、
菌は皮脂腺の中に移動して
そこで皮脂を遊離脂肪酸に分解し続けます。

しかし皮脂腺の中ではこの遊離脂肪酸は異物とみなされ、
結果、炎症過程が誘発されてしまうのです。

さらにニキビのもう一つの悪化原因である毛穴の入り口の過剰な角化。
(角質が厚くなり毛穴が閉じる)
これが加わると皮脂は閉じ込められ、さらにさきほどの要因も加わり
ますます炎症反応が強くなります。

このような状態で
ニキビケア商品にありがちな有害な界面活性剤を含む洗顔料や
過酸化ベンゾイルのような傷を乾燥させる物質を使用すると
さらに皮膚は乾燥し、その結果、ますます過剰な角化を生じてしまいます。

このように遊離脂肪酸と皮膚の角質が厚くなることが
ニキビの悪化要因。

それなのに、遊離脂肪酸を多く含む化粧品(ファンデーション)を
定期的に使用すると問題が生じるのは当然でありますね。


【ニキビのゴールデンルール】

・ 酸性皮脂膜が障害を受けないようにする

・ 皮脂腺の流れを滞らせない

・ 過剰角化を防止する

・ 面ぽう形成物質が含まれる化粧品を使用しない

また、避ける物質としては

・ ステロイド
・ テストステロン(男性ホルモン)
・ アンフェタミン(強力な中枢神経刺激薬)
・ 塩素やタールなどの岩石化学化合物
・ 赤色やオレンジ色の合成色素
・ 紫外線照射
・ 有害な乾燥性物質
・ 遊離脂肪酸
・ 高い湿気・湿潤剤

現在もっともニキビに有効であると分かっている外用療法は
アゼライン酸、ビタミンB6、亜鉛であります。

これらは細菌や面ぽうを減少させることが実証されています。

また、ニキビ肌は炎症を伴うことが多いので
アルコールの入っていない化粧水を使用しなければなりません。
スクラブの使用などはもってのほか。

酸性皮脂膜を正常にし細菌叢(そう)を育むことで
治療がうまくいくようになります。

実際にはホルモン媒介のざ瘡(ざそう)というものがあり
これが実は非常にやっかいなのですね。

ホルモン媒介のざ瘡とは、
体内のホルモン変化やホルモン過敏によって生じるニキビのこと。

わたくしは20代後半の産後に大量のニキビが出来て非常に悩んだが、
これもホルモン媒体のざ瘡だったのでしょう。

このしくみは非常に複雑であるようです。
ホルモン媒介のざ瘡について調べてみました。

【 すべての女性はアンドロゲンというホルモンを生成するが、アンドロゲンの総量がエストロゲンを優る場合や、アンドロゲンが存在するだけで遺伝的に過敏になる場合に問題が生じることがある。

局所で5αーリダクターゼイソエンザイムタイプ1の作用が強化され、その結果、皮脂腺でテストステロンがジヒドロテストステロンにさらに効率的に転換することが原因。

この酵素が皮脂分泌増大、過剰角化への進行に関する多くの疾患に広範囲の影響を及ぼすことが証明されている 】

ね? 複雑でしょ ? (;一_一)

さきほど述べた、にきびに有効だという
アゼライン酸、ビタミンB6、亜鉛。

実はこれらがその5αーリダクターゼイソエンザイムタイプ1を
阻害出来るというのです。

結果、細菌や面ぽうを減少させることができるのですね。

ニキビを治すポイントとしては
まずは酸性皮脂膜を傷つけないことが重要。

皮脂が悪いんだ!とばかり
顔を殺菌剤配合の洗顔料でガシガシ洗っていたのでは決して治りません。
それどころか悪化する可能性大。

敏感肌に対応するぐらいのつもりで、優しいケアを心がけましょう。

そして、CMに踊らされて次々化粧品を試すことがないよう。

難治性のものは、ニキビの治療に詳しい医師に任せる方が無難です。


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そして最も大切なのは
今にもつぶれそうなニキビでも決して自分でつぶさないこと

自然に中の膿が出るまで放置することです。

わたくしが長年ニキビに悩まされた割に、ニキビの跡が残ってないのは
その当時「決してつぶさない!」という妙なポリシー(?)を
持ち続けていたからだと思います。

それは本で読んだとか誰かに言われたとかではなく
本能でそうしよう、と思いました。

それが結果、今ではあれだけのニキビにかかわらず
キメの細かい皮膚を保てています。

美容本の中には、「自分でつぶす方法」など
書かれているものもありますが、
素人が絶対に触ってはいけません。
どんなに気になってもです。

絶対つぶさない

触らない

皮脂膜を傷つけない

殺菌洗顔料で敏感肌にしてしまわない

スースーするアルコール入りの化粧水を使わない

これらを守りながら、
出来るだけストレスをためないよう
リラックスする時間を持つことが、最大のにきびケアと言えるでしょう。



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